こんにちは。タブレットが大好きな中年です。
5月7日に配信が開始されたGalaxy Note 10.1(2012)lollipopカスタムROM(OmniROM)の5月19日更新版(GT-N8013用)を先日ご紹介しましたが、本日は第二弾としてGT-N8000用を引き続きご紹介させていただきます。クロックアップの威力は如何に。
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(おさらい)OmniROMのバージョンアップ内容
OmniROMについては以前の記事をご参照ください(記事にて5月7日配信版をご紹介しています)また、GT-N8013の紹介記事はこちらをご参照ください。
今回のバージョンアップの変更点は、ベースとなるAndroidOSがAndroid 5.1.1_r2 LMY47Xに変更されたことと、Netflix(世界最大の動画配信サービス。もうすぐ日本でもサービス提供開始予定)のバグフィックスになります。
前回の記事で書いた、クロックアップ関連を中心に検証してみようと思います。
以下、実際に行った実装手順、動作検証、ベンチマーク結果をレポートしてみたいと思います。
尚、本作業を実施すると、メーカーの保証がなくなります。また、作業ミスがあった場合、最悪壊れます。試すなら自己責任でお願いします。
OmniROMの実装
以下の手順で実装しました。真っ新な状態から導入することを想定して書いていますので、カスタムリカバリー等、既に導入済の方は、必要に応じて読み飛ばしてください。
パソコンでの作業
必要となるファイルの準備
下記ファイルを事前にダウンロードして、パソコンの任意の場所に保存しておきます。
- カスタムROM(今回の主人公)
- Gapps(Googleのアプリ)
- カスタムリカバリー(システムの初期化、OSの書換などを行うツール)
- Odin3(カスタムリカバリーを焼くときに使うツール)
- USBドライバー(Kies導入済なら入っていますので不要)
カスタムリカバリーを焼く
- GT-N8000をダウンロードモード(※)で起動、パソコンに接続
- パソコンでOdinを起動して、カスタムリカバリーを「AP」に指定して焼く
- 成功するとGT-N8000が再起動する
※別記事をご参照ください。
GT-N8000のSDカードに必要なファイルを準備する
- GT-N8000のSDカードにカスタムROM、Gappsをコピーする
- GT-N8000の電源を落とす
- USBケーブルを抜く
後続の作業に続きます。
GT-N8000での作業
実装手順
以下の手順は、TWRPを使った場合の手順になります。
- リカバリーモード(※)で起動
- 「Backup」で全データをバックアップ
- 「Wipe」→「Advanced Wipe」でDalvik Cache、Cache、System、Dataにチェックを入れ、実行
- 「Install」で事前に準備したカスタムROMを指定して実行
- 「Install」で事前に準備したGappsを指定して実行
- 再起動
※別記事をご参照ください。
これで準備完了です。
動作確認
前回記事でご紹介したクロックアップ周りを中心に、GT-N8013用と比較しながら検証したいと思います。
基本機能
ブラウザ、手書き入力、YouTube視聴や一般アプリの動作を検証してみました。
GT-N8013用と比べると、全体的に動作がもっさりしていて、ややカクツク感じがします。
ブラウザでYouTubeが視聴できない不具合は、GT-N8013用と同様に解消されていません。
(ブラウザでのYouTube視聴不可)
アプリでのYouTube視聴もスムーズとは言えません。少し残念です。
独自カスタマイズ機能
クロックアップを試してみました。
ベンチマーク結果は後述しますが、GT-N8013用と比較すると残念な結果に終わっています。
(パフォーマンス設定画面)
カメラの不具合は相変わらず
GT-N8013用では不具合が解消していたのですが、GT-N8000用では、カメラボタンを押すと勝手に再起動してしまいます。こちらは対応待ちということで。
マルチウインドウ機能、S-Pen
サムソンといえばマルチウインドウ、Galaxy NoteといえばS-Penなのですが、残念ながら実装されていません。
お約束のベンチマーク
AnTuTuのベンチマークを計測してみました。初期設定値とクロックアップ状態で試してみました。初期設定で24966、クロックアップ状態で24874でした。クロックアップが機能していないようです。
(初期設定)24966
(クロックアップ状態)24874
まとめ
今回はGT-N8013版と比較してみたのですが、違いがはっきりとわかりました。出来は今一歩のようです。全体的にもっさり感(懐かしい言葉ですね)があり、アニメーションはカクツク感じです。
今後の熟成に期待したいと思います。