こんにちは。タブレットが大好きな中年です。
Galaxy Note 3(SC-01F)で動作するlollipopカスタムROMをいくつかご紹介してきましたが、その中の一つ、Civz Flex Lollipopの最新版が配信されていましたので早速試してみました。以前ご紹介したときは若干不具合があったので、改善されていると嬉しいのですが。
スポンサーリンク
(復習)CivZ Flex Lollipop Rev2.8 Rom
SC-01F上で動作可能なカスタムROMです。Galaxy Note 3のドイツ版純正ROM(lollipop)をベースに組み上げられています。
特筆すべき機能は追加していない、そう有志の方がおっしゃっています。逆に言えば、サムソン純正ROM気分が味わえるわけです。楽しみです。
以前のバージョンを別記事にてご紹介させていただきました。よろしければご覧ください。
■Galaxy Note 3(SC-01F)lollipopカスタムROM(CivZ Flex Lollipop Rev2.4 Rom)
以下、実際に行った実装手順、動作検証、ベンチマーク結果をレポートしてみたいと思います。
尚、本手順を実施すると、メーカーの保証がなくなります。また、作業ミスがあった場合、最悪壊れます。自己責任でお願いします。
XDAフォーラムで記載されている方法とは異なる方法で導入してみましたので、挙動が若干異なるかもしれません。
パソコンでの作業
必要となるファイルの準備
下記ファイルを事前にダウンロードして、パソコンの任意の場所に保存しておきます。
- カスタムROM(今回の主人公。CivZ_FlexLollipop_Rev2.8_N9005XXUGBOEA-deodexed_signed.zip)
- カスタムリカバリー(システムの初期化、OSの書換などを行うツール。 openrecovery_twrp_2.8.5.0_hltedcm.tar.md5)
- aroma_installer(カスタムROMのインストーラー)
- ストックカーネル(純正OSの中核となる部分。 Stock-5.0-FOB6-hlte-dcm (Note 4 port).zipを使用します)
- Odin3(カスタムリカバリーを焼くときに使うツール)
- USBドライバー(Kies導入済なら入っていますので不要)
カスタムリカバリーを焼く
- SC-01Fをダウンロードモード(※)で起動、パソコンに接続
- パソコンでOdinを起動して、カスタムリカバリーを「AP」に指定して焼く
- 成功するとSC-01Fが再起動する
※別記事をご参照ください。
SC-01FのSDカードに必要なファイルを準備する
- SC-01FのSDカードにカスタムROM、aroma_installer、ストックカーネルをコピーする
- SC-01Fの電源を落とす
- USBケーブルを抜く
後続の作業に続きます。
SC-01Fでの作業
実装手順
以下の手順は、TWRPを使った場合の手順になります。
- リカバリーモード(※1)で起動
- 「Backup」で全データをバックアップ
- 「Wipe」→「Advanced Wipe」でDalvik Cache、Cache、System、Dataにチェックを入れ、実行
- 「Install」で事前に準備したaroma_installerを指定して実行
- 「Install」で事前に準備したカスタムROMを指定して実行 ※2
- 「Install」で事前に準備したストックカーネルを指定して実行
- 再起動
※1 別記事をご参照ください。
※2 AROMA INSTALLER内の作業は、以下の通りです。
- AROMA INSTALLER…Install ROMを選択
- Customize Installation…何も選択しない
- LAYOUT…Stock Layoutを選択
- LAUNCHER…Stock Launcherを選択
- Kernel…Stock Kernelを選択
- Xposed…Stock Framework supportを選択
- REGION…デフォルトのBGLを選択
- Install Completed…再起動のチェックを外す(後続作業でストックカーネルを導入するため)
これで準備完了です。初回起動は少々時間がかかりますので、慌てずに待っていてください。
初期設定は英語になります。また、wifi関連はスキップしてください(このカスタムROMはwifiが使えません)、アカウント登録等は初期設定完了後に行います。
初期設定が完了しましたら、以下の作業を行います。
電話回線の登録
「Settings」アプリをクリック→「More networks」→「Mobile networks」→「Network operators」で電話回線が自動的に検索されます。お使いのキャリアを登録してください。
モバイルネットワークの登録
「Settings」アプリをクリック→「More networks」→「Mobile networks」→「Access Point Names」でモバイルネットワークを登録してください(日本語化前なのに、この画面だけ日本語でした。不思議です)
アカウントの登録
「Settings」アプリをクリック→「GENERAL」→「Accounts」でアカウントの登録をしてください。
日本語化
「Language Enabler」アプリをクリック→「日本語」を選択してください。再起動を求められますので、再起動してください。
今回のバージョンアップの内容
主な変更点は以下の通りです。
- ベースとなるストックROMの変更(N9005XXUGBOEA)
- インストール時にXposed Frameworkを選べるように変更
前回と比較して動かしてみました
wifiが使えない、モバイルネットワークの設定が保存できないという不具合は、今回のバージョンアップでは解消していませんでした。
それ以外は純正ROMベースですので、ワンセグ、おサイフケータイ以外は全て正常に動作しました。前回ご紹介していますので、本記事でのご紹介は割愛させていただきます(こちらをご覧ください)
悔しいのでベンチマークだけ載せておきます
バージョンアップが期待外れに終わってしまいましたので、悔しいのでベンチマークだけは取ってみました。
Antutuベンチマークは44629でした。前バージョンより微増といったところです。
(Antutuベンチマーク)44629
最後に
無理やりストックカーネルを焼いて動かしておりますので、多少の不具合がでるのは覚悟しているのですが、またまた惜しい結果になってしまいました。
次回のバージョンアップに期待します。