こんにちは。タブレットが大好きな中年です。
本日はGalaxy Note 10.1(2014)SM-P605用lollipopカスタムROM、aosp-lollipopをご紹介させていただきます。見た目がOmniROMそっくりなのですが、中身は別物でした。いい感じで仕上がっています。以下、ご紹介させていただきます。
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aosp-lollipop
XDAフォーラムを読んでみても、lollipop5.1.1であること以外、説明が見当たりません。取りあえずSM-P605で動作するみたいでしたので、導入してみました。
実装方法
以下の手順で実装できました。カスタムリカバリーの導入手順から書きましたので、既に導入済の方は、必要に応じて読み飛ばしてください。
パソコンでの作業
必要となるファイルの準備
下記ファイルを事前にダウンロードして、パソコンの任意の場所に保存しておきます。
- カスタムROM(aosp-5.1.1-latest-lt03lte.zipのリンクから)
- カスタムリカバリー(システムの初期化、OSの書換などを行うツール。Primary (Recommended)のリンクから)
- Paranoid GAPPS(Googleのアプリ。Paranoid GAPPSのリンクから)
- SuperSU(root権限付与のためのアプリ。SuperSUのリンクから)
- Odin3(カスタムリカバリーを焼くときに使うツール)
- USBドライバー(Kies導入済なら入っていますので不要。Samsung Galaxy Note 10.1(2014 Edition)のリンクから)
カスタムリカバリーを焼く
- SM-P605をダウンロードモード(※)で起動、パソコンに接続
- パソコンでOdinを起動して、カスタムリカバリーを「AP」に指定して焼く
- 成功するとSM-P605が再起動する
※別記事をご参照ください。
SM-P605のSDカードに必要なファイルを準備する
- SM-P605のSDカードにカスタムROM、Paranoid GAPPS、SuperSUをコピーする
- SM-P605の電源を落とす
- USBケーブルを抜く
後続の作業に続きます。
SM-P605での作業
インストール手順
以下の手順は、TWRPを使った場合の手順になります。XDA記載の手順ではうまくいかなかったので、こちらの手順にしました。
- リカバリーモード(※)で起動
- 「Backup」で全データをバックアップ
- 「Wipe」→「Advanced Wipe」でDalvik Cache、Cache、System、Dataにチェックを入れ、実行
- 「Install」で事前に準備したカスタムROMを指定して実行
- 「Install」で事前に準備したSuperSUを指定して実行
- 再起動
- SM-P605が起動したらそのまま電源オフ。
- リカバリーモード(※)で起動
- 「Install」で事前に準備したParanoid GAPPSを指定して実行
- 再起動
※別記事をご参照ください。
このカスタムROMは英語版です。また、初期設定がありません。日本語で使える状態にするために、以下の準備をします。
wifiの設定
「Settings」→「Wi-Fi」でお使いのwifi情報を登録してください。
アカウントの設定
「Settings」→「Accounts」→「Add account」でお使いのGoogleアカウントを登録してください。
日本語化
「Play Store」アプリにて「MoreLocare2」をインストールします。
(インストール画面。Installをタップする)
(インストール後、OPENをタップする)
(Japaneseをタップ)
(Use SuperUser privilegeをタップする)
(日本語化完了)
これで一通りの設定が終わり、使えるようになりました。
動作確認
基本機能
ブラウザ、動画再生等基本的な操作を試してみました。
ブラウザは、通常のブラウジング、動画再生ともに問題なく動作しました。Galaxy Note 10.1(2012)の一部のカスタムROMでは、画面にゴミが残ったりするのですが、こちらはそのような不具合は見受けられませんでした。動作も軽快です。Youtubeも問題なしです。
カメラ
問題なく動作します。
(カメラ画面)
S-Pen、マルチウインドウ
こちらは残念ながら実装されていません。Galaxy NoteといえばS-Pen、Galaxyといえばマルチウインドウと私は思っていますので、引き続き今後に期待します。
イースターエッグもきっちりと搭載
手を抜かずにキッチリと移植しているのには好感が持てます。
(イースターエッグ)
お約束のベンチマーク
AnTuTuのベンチマークを計測してみます。37413でした。純正KitkatROMと比較すると4%ほどスコアが低下しています。
(Antutuベンチマーク)37413
まとめ
S-Penやマルチウインドウ機能がないのは残念ですが、品質的には満足のいく仕上がりです。
英語版のカスタムROMですので、多少面倒な部分もありますが、中学生レベルの英語力で難なくクリアできます。
lollipopを試しに使ってみたい方にお勧めです。