Galaxy Note 10.1(2012)

Galaxy Note 10.1(2012)lollipopカスタムROM(BlissPop v4.0.3)

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_12

こんにちは。タブレットが大好きな中年です。
しばらく前にご紹介した、Galaxy Note 10.1(2012)GT-N8013用lollipopカスタムROMのうちの一つ、BlissPopのバージョンアップ版が最近配信開始されました。バージョン3からどれくらい進化しているのか気になります。早速試してみることにします。

スポンサーリンク

BlissPopとは

このカスタムROMは、CyanogenModのカスタムROM、CM12に独自機能を追加して組み上げられています。

早速、実装から解説していきます。

尚、本作業を実施すると、メーカーの保証がなくなります。また、作業ミスがあった場合、最悪壊れます。自己責任でお願いします。

BlissPopの実装

以下の手順で実装できました。真っ新な状態から導入することを想定して書きましたので、カスタムリカバリー等、既に導入済の方は、必要に応じて読み飛ばしてください。

パソコンでの作業

必要となるファイルの準備

下記ファイルを事前にダウンロードして、パソコンの任意の場所に保存しておきます。

  • カスタムROM(BlissPop-OfficialのリンクからBesonderes; a Touchwiz 5.0.2 ROM for Galaxy Note 10.1 2014 LTE - V3をダウンロード)
  • Gapps(GOOGLE STOCK PACKAGEをダウンロード)
  • カスタムリカバリー(システムの初期化、OSの書換などを行うツール。システムのPrimary(Recommended)のリンクからダウンロード)
  • Odin3(カスタムリカバリーを焼くときに使うツール)
  • USBドライバー(Kies導入済なら入っていますので不要)
カスタムリカバリーを焼く
  • GT-N8013をダウンロードモード(※)で起動、パソコンに接続
  • パソコンでOdinを起動して、カスタムリカバリーを「AP」に指定して焼く
  • 成功するとGT-N8013が再起動する

別記事をご参照ください。

GT-N8013のSDカードに必要なファイルを準備する
  • GT-N8013のSDカードにカスタムROM、Gappsをコピーする
  • GT-N8013の電源を落とす
  • USBケーブルを抜く

後続の作業に続きます。

GT-N8013での作業

実装手順

以下の手順は、TWRPを使った場合の手順になります。

  • リカバリーモード(※)で起動
  • 「Backup」で全データをバックアップ
  • 「Wipe」→「Advanced Wipe」でDalvik Cache、Cache、System、Dataにチェックを入れ、実行
  • 「Install」で事前に準備したカスタムROMを指定して実行
  • 「Install」で事前に準備したGappsを指定して実行
  • 再起動

別記事をご参照ください。

これで準備完了です。初回起動は少々時間がかかりますので、慌てずに待っていてください。

初期設定では、「問題が発生したため、Android Payを終了します」と表示されました(NFCが搭載されていないので当然ですが)。

また、「Google Nowを使ってみる?」と誘われましたがお断りしました。

BlissPop V4.0.3のご紹介

CM12ベースのカスタムROMになりますので、基本的な部分はCM12と同じです。独自に実装された機能のうち、面白そうなものをご紹介します。

面白そうな機能

App circle bar

登録したアプリをくるくる回して選べるランチャーです。

(アプリ登録画面)登録したいアプリにチェックを入れます。

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_1

 

(動作画面)右側のサークルがくるくる回ります。

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_2

 

イコライザー

今のカスタムROMには、ほとんど実装されています。当カスタムROMにも実装されていました。

(動作画面)

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_3

 

Floating window

このカスタムROMでは、アプリをフロート状態で起動させることができます。これがもう一歩進んで、簡易マルチウインドウなどになるとうれしいですね。

(フロートモードでアプリを起動)

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_8

 

設定画面について

このカスタムROMは設定可能な項目がとても多く、自分好みにカスタマイズすることが可能です。

(設定画面)Bliss optionsと書かれているところが独自部分です。

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_7

 

設定画面のうち、これは良いなと思った項目をいくつかご紹介します。

ステータスバー関連

かなり設定変更が可能です。

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_9

 

電源オプション

細かく設定することができます。

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_10

 

Kernel Adiutor

システムの設定変更が可能です。設定可能な項目はかなり多いです。

(メニュー画面)

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_4

 

(CPU周波数設定画面)動作クロックの変更が可能です。

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_5

 

(仮想メモリ設定画面)かなり細かいところまでいじれます。

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_6

 

お約束のベンチマーク

AnTuTuのベンチマークを計測してみました。今回のバージョンアップで大幅にスコアダウンです(CPU周波数は初期設定値で計測しています。ちなみに最大値1600MHzで計測したところ、異常終了しました)改善を望みたいですね。

(Blisspop4.0.3)20563

20151024-Galaxy Note 10.1(2012)N8013-BlissPop-カスタムROM-レビュー_11

 

(BlissPop3.1)25722 ※ご参考

Galaxy Note10.1のlollipop、GT-N8013その5

 

まとめ

「戻るキー」が効かない時があるとか、一部アプリで文字入力ができない不具合があったりしましたが、中々面白いカスタムROMに仕上がっています。

これだけカスタマイズ可能なカスタムROMは見たことがありません。今後も動向をチェックしていきたいと思います。

-Galaxy Note 10.1(2012)
-, , , ,