こんにちわ。タブレットが大好きな中年です。
最近、lollipopベースのカスタムROMばかりご紹介しているような気がしますが、今日はGalaxy Note 10.1(2012)KitkatベースのカスタムROMを紹介したいと思います。最近公開されたばかりのカスタムROMですが、出来はどうなんでしょうか。何故、今Kitkatなのでしょうか。
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その名は「S-Edition」
このカスタムROMの特色としては、GalaxyシリーズのGalaxy Tab-Sの純正ROMをベースに組み上げられていることがあげられます。
少々変り種って感じですね。しかも、今の時期にあえてKitkatで出してくるところに漢を感じました。また、純正ROMベースということで、マルチウインドウ機能も期待できます。
実装してみました
導入まとめ
XDAフォーラムに書いてある手順で実装すると失敗します。私は以下の手順で何とか導入できました。以下、覚書です。
事前準備
以下のファイルをタブレットのSDカードにコピーしておきます。
実装手順
全て、タブレット上で完結します。
- リカバリーモード(※)で起動
- 全データのバックアップ
- Wipe Data / Factoryリセット
- SDカードからカスタムROMをインストール
- 再起動
- 初期画面を全部スキップ
- 電源オフ
- リカバリーモード(※)で起動
- WiFi Fix for N801XとBoeffla-Kernelをインストール
- 再起動
- 設定画面からwifi、アカウント情報などを登録
※こちらの記事をご参照ください。
zipファイルのインストールは、面倒でも2度に分けて行う必要がありました。
動作確認
ブラウザ、手書き入力、YouTube、あとマルチウインドウ機能を試してみました。
ブラウザは問題なしです。通常のブラウジング、動画の再生とも問題ないです。
(ブラウザで動画再生)
また、手書き入力、YouTube視聴も正常に機能しました。
問題のマルチウインドウ機能
結論から先に言うと、「惜しい!」の一言に尽きます。ブラウザとEvernote等の組み合わせはうまく操作できるのですが、電子書籍アプリ(Kindle、Kobo)は全滅でした。純正ROMベースなので期待していたのですが、残念な結果に終わってしまいました。
(マルチウインドウ機能:うまく動作した場合)
電源周りのバグも対応できていない
GT-N8013のKitkatベースのカスタムROMでは、タブレット電源オフの時に充電しようとすると勝手に起動するバグがあります。対応できたのは、私の知る限りOmniROMだけです。残念ながら本ROMも、他のカスタムROM同様に、電源周りのバグは対応できていませんでした。
お約束のベンチマーク
AnTuTuのベンチマークを計測してみました。26207をたたき出しました!これは本ブログで紹介している、lollipopを含むすべてのカスタムROMのなかで、おそらく最高のスコアです。高いポテンシャルを持っています。
S-Edition(kitkat4.4)26207
まとめ
マルチウインドウ機能と電源周りのバグフィックスを期待して導入してみたのですが、残念ながら常用するには至りませんでした。
しかし、ベンチマークではlollipopを凌駕するスコアをたたき出しており、今後の熟成に注目したいと思います。
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