こんにちわ。タブレットが大好きな中年です。
カスタムROMを実装してGalaxy Note 3(SC-01F)のlollipop運用を開始しましたが、実際に使ってみると、その完成度の高さには驚くばかりです。そんな中、そのカスタムROMの作者が、SC-01F向けの別のカスタムROMを配信していることを知りました。早速試してみることにしました。
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その名はDarklord S6 Beta
現在私が利用しているカスタムROM、DARKLORD romの作者が、最新機種であるGalaxy S6の純正ROMをベースに組み上げたものになります。
私が実際に行った実装手順、動作検証、ベンチマーク結果は以下のとおりになります。
尚、本手順を実施すると、メーカーの保証がなくなります。また、作業ミスがあった場合、最悪壊れます。自己責任でお願いします。
実装方法
以下の手順で実装できました。カスタムリカバリーの導入手順から書きましたので、既に導入済の方は、必要に応じて読み飛ばしてください。
パソコンでの作業
必要となるファイルの準備
下記ファイルを事前にダウンロードして、パソコンの任意の場所に保存しておきます。
- カスタムROM(今回の主人公)
- カスタムリカバリー(システムの初期化、OSの書換などを行うツール)
- aroma_installer(カスタムROMのインストーラー)※
- Fix some apps FC(バグフィックス)
- Motion.Fix(バグフィックス)
- Odin3(カスタムリカバリーを焼くときに使うツール)
- USBドライバー(Kies導入済なら入っていますので不要)
※既に導入済であれば不要。
カスタムリカバリーを焼く
- SC-01Fをダウンロードモード(※)で起動、パソコンに接続
- パソコンでOdinを起動して、カスタムリカバリーを「AP」に指定して焼く
- 成功するとSC-01Fが再起動する
※別記事をご参照ください。
SC-01Fの内部ストレージに必要なファイルを準備する
- SC-01Fの内部ストレージにカスタムROM、aroma_installer、Fix some apps FC、Motion.Fixをコピーする
- SC-01Fの電源を落とす
- USBケーブルを抜く
後続の作業に続きます。
SC-01Fでの作業
実装手順
以下の手順は、TWRPを使った場合の手順になります。
- リカバリーモード(※)で起動
- 「Backup」で全データをバックアップ
- 「Wipe」→「Advanced Wipe」でDalvik Cache、Cache、System、Dataにチェックを入れ、実行
- 「Install」で事前に準備したaroma_installerを指定して実行
- 「Install」で事前に準備したカスタムROMを指定して実行(途中でカーネル選択画面がでてきますが、純正を指定してください)
- 「Install」で事前に準備したFix some apps FCを指定して実行
- 「Install」で事前に準備したMotion.Fixを指定して実行
- 再起動
※別記事をご参照ください。
これで準備完了です。初回起動は少々時間がかかります。
初期設定では、復元や指紋認証など新しい機能がでてきますが、本カスタムROMはBeta版ですので、全てスキップすることをお勧めします。
アクションメモのインストール
初期設定が一通り終わりましたら、Galaxy Appsから「Spen SDK」をインストールしてください(64ビット版ではない方を指定)
これで一通り使えるようになります。
動作確認してみます
Galaxy S6の気分が味わえます。但し、Beta版のため、動作については不安定です。
外観
特に変更はありません。壁紙がオシャレです。
ブラウジング、動画再生など
通常のブラウザ操作、ブラウザ内の動画の再生ともに問題なく動作しました。Youtubeでの動画再生も問題なしです。
エアコマンド関連
スタイラスを引き抜くとエアコマンドが起動します。
エアコマンドでは、アクションメモ、スマート選択、画像クリップ、スクリーンライトの4つの機能が用意されています。Galaxy Note 4の仕様にそった実装です。4つの機能とも正常動作しました。
マルチウインドウ機能
カスタムROMの弱点はマルチウインドウ機能だと、勝手に思っている私ですが、このROMは純正ROMベースのため、マルチウインドウ機能も完全に再現してくれます。
(マルチウインドウ機能説明)
(マルチウインドウ機能選択画面)
(実際のマルチウインドウ画面)
電話が使える!
今回もびっくりしました。面倒な設定なしで、自動で電波を掴んでくれました。通話、着信ともに可能です。設定すると留守電まで使えます。
(ダイヤル画面)
カメラ
エラーメッセージはでますが、使えました。参考までに設定画面を載せておきます。
お約束のベンチマーク
Antutuベンチマークの結果は42757。現在使っているDARKLORDと大差ないです。
その他
ワンセグ、おサイフケータイはアプリが入っていないので未確認です。また、ドコモメールをインストールしようと試行錯誤したのですが、残念ながらインストールできませんでした。
Beta版なのでしかたがありませんが、サスペンドからの復帰時に、「システムUIが停止しました」と毎回出力されます。
また、端末をしばらく操作していると、本当にシステムUIが停止してしまいます(その際は、リカバリーモードで起動して、バグフィックス2つをインストールすると、また使えるようになります)
結論…S6気分を堪能させていただきました
ユーザーインターフェイスはS6なので、S6気分を十二分に堪能させていただきました。アニメーションもヌルヌルで使っていて心地よかったです。また、電話まで使えたのは恐れ入りました。さすがです。
もう少し安定したら、実際に使ってみたいと思わせるカスタムROMでした。
以上、長くなってしまいましたが、Darklord S6 Betaの実装ならびにレビューを終えたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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